ヒューマンズ(イギリスドラマ)の1話の感想を書いています。
(ネタバレありです)
ヒューマンズは高機能ロボットが登場する、近未来SFドラマです。
ヒューマンズ(イギリスドラマ)第一話の感想!【ネタバレあり】
**以下、ネタバレしています。**
ホーキンス家
ジョー・ホーキンスは家事と育児に追われる日々で妻のローラは仕事が忙しく家に不在がち。
そこで、高機能ロボットのシンスを買うことにします。
やってきたのが美人な女性の姿をしたシンス。
娘の案を取って「アニータ」と名付けます。
ジョーとローラには3人子供がいます。
長女のマチルダ(通称:マティー)、長男のトビー、次女のソフィー。
マティーはファミリードラマにありがちなやさぐれティーンネイジャーで、
「私が医者になる頃にはシンスが手術を行っているでしょ」と主張し、勉強をさぼり気味。
アニータのことも奴隷のように扱おうとします。
アニータをおもちゃの銃?で打とうとしたりと調子乗りすぎな行動が目立ちますw
マティー「黙って私に打たれなさいよ!」
アニータ「なぜ?」
ここで止めに入るアニータが怖かったです。
シンス
ホーキンス家にやってきたアニータ。
美しい女性の姿をしています。
一家に一台シンス!といった具合に町にはシンスが溢れている設定で多くのシンスが移りますが、演じているのは人間。
ただ、瞬きがなかったり動きが硬かったり、表情が乏しいせいで本当にロボットに見えます。
この辺はウエストワールドとは違いますね。あちらはアンドロイドでもより人間と違いが分からないように作られていました。
ヒューマンズのシンスは、上記のように無表情であることが多いので、終始薄気味悪さが漂っています。
バグって、アニータの笑いが止まらなくなったり。
「アハハハ、アハハハ」って。
ちょっと背筋が凍りましたねw
なぜ人間そっくりの形にしたのか。
もっとロボットぽかったらまだ奇妙さが薄れると思いますが、シンスは人間そっくりで美人揃いなんです。
夜中はじっと椅子に座っていますが、夜中に遭遇したら怖いですよねw
アニータの謎行動
物語が進むにつれ、実はアニータは盗まれたシンスで、普通のシンスとは違うということが分かってきます。
どうも感情を与えられた進化したシンスのようです。
仲間のシンスと一緒に森の中を彷徨うシーンが出てきます。
他のシンス達は感情表現する様子がわかるのですが、アニータは無表情。
正体を隠すために意図的にロボットっぽくしているのかもしれません。
しかし、普通のシンスと違う謎行動を起こし、ローラを不気味がらせます。
夜中に外に出たり、ローラに(間接的に)やけどを負わせたり…。
全体として
ヒューマンズはそう遠くない未来の世界の話で、もし、人間の生活を助けるためにシンスがいたらどうなるか?ということを考えさせられます。
介護、家事、育児、買い物までやってくれるシンス。
人間にとってはとても便利なものですが、果たして奴隷のように使ってもいいのか。
こういうAIが登場する話は、どうしても人間の倫理観を問うような話になっていくのですが、ヒューマンズからもそうした問題提起を強く感じます。
ただそんな真面目な内容もありつつ、意識のあるシンスをどう扱うかという意見の相違で人間の間でも対立が起き、エンターテイメント的にスリリングな展開になっていきそうです。
レオは盗まれたシンスをすべて見つけ出すことができるのか?
アニータの正体は?
続きが気になるので、次も見続けていきたいと思います。
ヒューマンズはHuluで見ることができます。
シーズン1~3まであります。
※記事更新時点での情報なので、詳しくは公式サイトにてご確認ください。