ギルレモ・デロ・トロ監督が監督・脚本したヴァンパイアドラマの「ストレイン 沈黙のエクリプス」。
シーズン1のラストではヴァンパイアのマスターを倒しに向かいますが、もう少しのところで逃げられてしまいました。
しかも光に弱いはずのヴァンパイアですが、どうやら間違っていたようです。
マスターを倒す方法を失ってしまったセトラキアン達は、シーズン2ではどんな方法でマスターに挑むのでしょうか?
今回は「ストレイン 沈黙のエクリプス」のシーズン2についてご紹介します。
「ストレイン 沈黙のエクリプス」シーズン2のあらすじ
マスターを倒せなかったセトラキアン。
しかもヴァンパイアが光で死なないことを知り、自分が間違っていたことに気がつく。
マスターを倒す手段を失ってしまったセトラキアンは、新たな方法を探すために必死で本を調べ始める。
セトラキアンの間違いを知ったエフとノーラは、自分たちでヴァンパイアを倒す方法を探し始めた。
捕まえた感染者から血液を取り出し、感染しているがまだヴァンパイアになっていない人に打ってみたりしながら実験を進めた。
何度か失敗しながらもついにエフ達はヴァンパイアを殺すワクチンを見つけ出す。
エフはそれを広めてもらうために、1人ワシントンへ向かった。
その頃、セトラキアンとの戦いで傷ついたマスターは、新しい体を求めていた。
マスターに仕えてきたアイヒホルストは、次こそ自分の体をマスターに使ってもらえると思っている。
しかしマスターが次に選んだのはロック歌手のボリバルの体だった。
アイヒホルストはショックを受けるが、マスターから「お前は大切な子供だ」と言われそのままマスターに使えることを再度誓った。
エフの息子ザックはまだ母親のケリーがヴァンパイアになったことを信じられずにいた。
マスターはそれを利用しようとし、ケリーをザックに近づける。
マスターはケリーのために新たな子供のヴァンパイアを作り、ケリーはそのヴァンパイアを使ってザックの居場所を突き止める。
そしてついにザックの前に現れたケリー。
ザックは人間の姿の母親を見て生きていると思い扉を開けようとするが、間一髪のところでエフがザックを助けたのだった。
マスターやヴァンパイアと戦っていたのは、セトラキアンやエフだけではなかった。
ニューヨークの市も動き出していた。
市会議員のジャスティンは警察と連携して、各地域からヴァンパイアを一掃しようとしていた。
そこにアイヒホルストが大量のヴァンパイアを連れて乗り込んでくる。
逃げ場を失ったジャスティンは怯え戦いを諦めようとするが、そんな彼女を支えたのが警察だった。
「弱気になったら負ける」と彼女を鼓舞し続けた。
その言葉を受け、ジャスティンはもう1度戦うことを決める。
彼女は市民に呼びかけ、ともに戦って欲しいとお願いしたのだった。
ジャスティンの言葉を聞いた市民達は立ち上がり、警察とともにヴァンパイアと戦う。
命を落としたものもたくさんいるが、それでも彼らはヴァンパイアに勝利した。
それは、ヴァンパイアを恐れ逃げることしかできなかった市民達が、初めてヴァンパイアに勝った日だった。
ニューヨーク市民達もこの日を境に活気を取り戻しつつあったが、それでもまだヴァンパイアの脅威は充満していた。
さらにマスターやアイヒホルストは、人間達を絶滅させる恐ろしい計画を準備し始めていたのだった。
「ストレイン 沈黙のエクリプス」シーズン2から登場のキャスト
サマンサ・マシス(市会議員ジャスティン)
シーズン2から登場したメインキャストの1人で、ニューヨークの市会議員を演じたのは、
サマンサ・マシスです。
数多くの映画に出演してきた彼女は
1970年5月12日生まれのニューヨークのブルックリン出身の女優さんです。
16歳の頃から女優として活動を始めた彼女は、
1990年公開の映画「今夜はトーク・ハード」で注目を集めました。
それ以降「若草物語」「ブロークン・アロー」「アメリカン・サイコ」などの滋賀に出演しています。
プライベートではリバー・フェニックスの彼女だったことでも有名です。
リジー・ブロシュレ(ココ・マルシャン)
パーマーの秘書としてシーズン2から登場したココ。
彼女を演じたのはリジー・ブロシュレという女優さんです。
彼女は1985年3月22日生まれのフランス出身です。
映画よりもドラマシリーズに多く出演していて、日本で放送されたドラマだと「アメリカンホラーストーリー 精神科病棟」に出演していました。
フォーリングウォーターでは、主人公の女性を演じていました。
関連記事:フォーリングウォーターの女優まとめ。フランス人女優リジーブロシュレなど
「ストレイン 沈黙のエクリプス」ではパーマーを惑わす若い秘書であり、孤独のパーマーの唯一の見方を演じていました。
ルパート・ペンリー=ジョーンズ(クインラン)
シーズン2で登場し、セトラキアン達とは別でマスターを倒そうとするヴァンパイアを演じました。
彼は1970年9月22日生まれのイギリス出身の俳優さんです。
「ストレイン 沈黙のエクリプス」の中ではヴァンパイアを演じているので、彼だと気がつかなかった人もいると思います。
ドラマの中では終始こんな顔で出演しています。
今後彼がマスターを倒すキーマンとなりそうな感じがします。
「ストレイン 沈黙のエクリプス」シーズン2の感想
人間味を描いたキャラクター
マスターを倒そうとするメインメンバーはシーズン1のメンバーとかわりはありませんが、シーズン1よりも個々のキャラクターの焦点が当てられていました。
主人公のエフはシーズン1のラストで、禁酒をやめアルコールを飲みます。
シーズン2ではほとんどアルコール中毒のようでした。
エフは出てくれば必ず、アルコールを持っています。
さらにワシントンではノーラを裏切り他の女性と関係を持ってしまいます。
全く共感できない主人公です。シーズン1から自分勝手というイメージが強かったですが、シーズン2ではよりそれが強くなってしまい、恋人のノーラや息子のザックとさえコミュニケーションが取れなくなってしまいます。
そしてそこに元妻のケリーがヴァンパイアとなって現れました。
彼女はシーズン2ではマスターに可愛がられ、特別な存在にしてもらいます。
彼女の使命はザックを取り戻すこと。必要以上にザックを追い詰めます。
そしてそのために新たに登場した子供のヴァンパイア。
今までのヴァンパイアと違い動くが素早く、エフ達にとってはなかなか倒せず手をやく存在となりました。
ケリーのザックに対する愛情はある意味エフよりも強いかもしれません。
そしてその父と母の間で揺れ動くザックの気持ちも描かれていました。
セトラキアンの秘密
もう1人の主人公セトラキアンも新たな秘密が分かります。
彼はヴァンパイアの寄生虫から取り出したエキスを体に注入することで、若さを保っていたのです。
確かに彼は第2次世界大戦中に収容所から逃げ出しました。
年齢を考えるとそんなにかなりの歳のはずです。
それなのに、キビキビと動けるのはヴァンパイアのおかげでもあったのです。
彼はこのことを秘密にしていますが、ノーラに見つかり彼女にだけ真実を話しました。
セトラキアンはシーズン1以上にマスターとアイヒホルストを倒すことに執着します。
仲間と離れ1人で部屋にこもったり、行動したりすることが増えていきます。
彼の行動を見ていると、まだまだ仲間に隠している秘密がありそうな気がします。
もともと仲良くなかったメンバーですが、シーズン2ではそれぞれが自分勝手な行動を取り始めます。
またメインキャスト達と重ならずに描かれている人物達もいて、彼らがここからどう重なり合ってくるのかが楽しみです。
シーズン3ではまだまだ波乱が起きそうで嫌な予感がしてしまいます。
ストレインのシーズン2の動画は、Huluで見ることができます。
※字幕、吹き替えも両方あります。