ハンドメイズテイルのニック。
ウォーターフォード家の運転手だった彼ですが、シーズン3では司令官に出世していました。
そのため違和感を感じたのも事実ですが、今後ニックの存在がストーリーに大きく絡んできそうなので、これまでのニックのキャラクターの変移をまとめてみました。
※以下、シーズン3までのネタバレしているので、ご注意ください。
ハンドメイズテイルのニック
ニックは表向きはウォーターフォード司令官の運転手、裏の顔は、”目”(the eye)というギレアドのスパイでした。
ウォーターフォード家に侍女として住むジューンと徐々に距離が近づいていき、恋仲になりました。
子供ができないウォーターフォード司令官の代わりに、ウォーターフォード夫人のセリーナに頼まれて、セリーナの目の前で、ジューンと”儀式”を行ったこともありました…
人目を盗んで2人は愛し合い、ジューンは妊娠。
結果として、シーズン2でニコールが生まれました。
ニックがジューンの逃走を助けるなどしていたので、ニックは完全にジューンの味方かと思われたのですが、シーズン3ではジューンが知らなかったニックの過去が明らかになります。
ニックの過去
ギレアド建国以前の世界では、ニックはミシガンに住んでおり、職安に通う無職の青年でした。
父親の製鋼所で働いていましたが、閉鎖。(おそらく不況のため)
父親は引退して、ニックは職を探すようになりました。
ジョシュアという兄弟がいましたが、彼は現実逃避してアルコールに溺れ…
ジョシュアを世話するためにニックは仕事を休みがちになり、度々クビになるので、職を転々としていたのでした。
販売代理店で5週間、スーパーは2か月、建設現場は3週間、といった具合です。
職安でニックに仕事を紹介していたのが、後の司令官になる、プライス。
ニックはプライスに、ギレアドの前身となる組織「ヤコブの息子たち」に勧誘されます。
「仕事も紹介できる」と言われたので、ニックは参加することに。
なので、ニックは最初からギレアドの理念に賛同しているわけではなかったのです。
その後、ニックはクーデターの時に戦い、ギレアドの建国に大いに貢献しました。
ジューンはその事実を知らず、シーズン3でセリーナの口から聞かされることに。
セリーナ「そのおかげでギレアドがある。ずっと一緒にいたのに何も聞いてないのね」
その言葉にジューンはショックを受けたようでした。
シーズン3のニック
ニックは司令官の運転手、スパイだったので、身分は高くないはずでした。
が、シーズン3では司令官に昇格し、大勢の部下を従えていました。
ニックは、これまではジューンの頼みを何でも聞いていたのに、
シーズン3でジューンに他国の政府と話すように頼まれた時は、意外にも断りました。
権力を持ったためか、ニックの心はギレアドに傾いてきているのでしょうか。
あまりしゃべらないキャラクターなので、真相は不明ですが…
ニックは現在、前線にいるので、常に命の危険にさらされています。
主要キャストなので死ぬことはないでしょうけど、
シーズン4ではニックがどのようにストーリーに絡んでくるのかが気になりますね。
ニック役の俳優はマックス・ミンゲラ
名前:マックス・ミンゲラ/Max Minghella
1985年9月16日生まれ
イギリス、ロンドン出身
父親は映画監督のアンソニー・ミンゲラ。
母は、振付師のキャロリン・チョウ(香港出身でスコットランド、中国の血を引いている)
ティーンの頃から、俳優になりたいと思ってきた。
学校を中退し、ナショナルユースシアターで演劇を学ぶ。
2005年の「綴り字のシーズン」で本格的に映画デビューした。
りりしい眉毛がインパクトありますね。
※ハンドメイズテイルはHuluで配信しています。