ゲーム・オブ・スローンズの数ある貴族の中でも悪名高いラニスター家。
ラニスター家の中には悲劇の死を遂げた人々が多数います。
死んだ一族メンバーを含めて、ラニスター家の人々を振り返ってみます。
**以下、シーズン7までのネタバレしていますので、ご注意ください。**
タイウィン・ラニスター
本拠地キャスタリーロック城主。
サーセイとジェイミー、ティリオンの父。
冷徹な策略家でラニスター家の地位を上げるために全てを利用する人物。
家の復興に力を入れるあまり、子供達との関係はうまくいっていない様子でした。
サーセイをロバート・バラシオンと政略結婚させたり、
小人のティリオンを軽蔑していたり。
シーズン4の第10話で面と向かってサーセイからジェイミーとの姉弟を超えた関係を暴露されますが、信じようとしないタイウィン。
知ってたけど信じたくないんだろうなと思いました。
最後は息子のティリオンにトイレで殺されました。
タイウィンが先にティリオンを無実の罪で処刑しようとしていたことや、シェイのことを巡ってティリオンの怒りが頂点に達していたんでしょうね。
サーセイ・ラニスター
政略結婚でロバート・バラシオンと結婚。
サーセイの陰謀により、ロバートは事故死。
長い間、実の弟であるジェイミーと関係しており、ロバートの子としているジョフリー、ミアセラ、トメンは実はジェイミーとの間に生まれた子供。
そのことに気づいたネッド・スタークはサーセイに陥れられて死にました。
サーセイはラニスター家の女帝で、冷酷な女です。
唯一のいいところは自分の子供を愛しているところ(ティリオン曰く)。
あと、ジェイミーのことも愛していますね。
後半ではラニスター家も恨まれて狙われる立場になり、子供と自分とジェイミーを守るために益々策略を巡らせるようになっていきました。
シーズン6の最後では、敵対していたタイレル家のマージョリー、ロラス、ハイスパロー氏を聖堂ごと爆破。
それを城からワインを飲みながら眺めるサーセイ。
胸がすいたわって感じの表情が最高でした。
ものすごい悪役っぷりです。
マージョリーが好きだったのでいなくなって残念です。
生意気で腹黒いマージョリーだけど、息子のトメンの嫁で、トメンは彼女を好きだったんですけどね。殺しちゃうんですね、サーセイさんは…
ジェイミー・ラニスター
サーセイの双子の弟。
通称、キングスレイヤー(王殺し)。
狂王ことエイリス・ターガリエン2世の王の楯だったが、ロバート王の反乱の際、王を裏切ったことでこう呼ばれるように。
サーセイと同様に不道徳。
シーズン1ではサーセイとジェイミーの秘密を目撃したスターク家のブランを塔から突き落としていました。
片腕を失ってからは少しずつ人の痛みに共感を示すように。
男達に襲われそうになっていたブライエニーを救いましたし、処刑されそうになっていたティリオンを助けようとしていました。
悪い男から良い男に変化してきたジェイミー。
好感度は上がってますが、サーセイといる限り、悪事に利用され続けることでしょう。
シーズン6の終わりにキングスランディングに戻ってきたジェイミー。
今後、サーセイとの関係も変化していくのでしょうか。
ティリオン・ラニスター
ティリオンはラニスター家の次男。
周囲からはその外見のためインプ(小鬼)と呼ばれる。
体は小さいが策略が得意の知能派。人の本意を見抜く鋭い観察眼を持つ。
過去に若い農民の娘を暴漢から救い結婚したが、快く思わなかったタイウィンに「娘は売春婦」と嘘をつかせ、兵達に娘を犯させ、最後にはティリオンにも犯させました。
この出来事はティリオンにとってトラウマになっており、
そのことを後にブロンやシェイに話していました。
よく窮地に立たされる人物ですが、ぎりぎりのところで生き延びてきました。
よく濡れ衣を着せられるんですよね…
シーズン1ではブランの殺害を謀ったとしてキャトリンの捕虜となりました。
高巣城ではブランの件に加え、ジョン・アリンの殺害容疑までもかけられ決闘裁判に。
傭兵のブロンが勝ったのでティリオンは生き延びました。
その後キングズランディングに戻り、一次的に王の手を務めます。
シーズン4では無実なのにまたもジョフリーの殺害容疑をかけられたのでした。
まだ家族を信じていたところがあったけど、シェイの裏切りで吹っ切れたのか、父のタイウィンを自らの手で倒します。
シェイはブロンやティリオンと仲良くて、信頼できる人物かと思っていたので、最後驚きましたね。
タイウィンとできてたんだ?!と。ちょっと唐突にも感じました。
何か裏があるのかと思いきやそのままストーリーは進んでいったので、本当に裏切り者のようでしたね…
シーズン6ではヴァリスの助けでデナーリスの元へ。
デナーリスの「女王の手」に任命されました。
シーズン7ではデナーリスと兵を連れてキングスランディングに攻め込むのでしょうか。
ジョフリー・バラシオン
サーセイ・ラニスターの長男。父親は表向きはロバート・バラシオン。
実父はジェイミー。
冷徹でわがままな王子。
父の死により少しの間、王位についていました。
ジョフリーの気まぐれのせいでネッドが死んでしまったのでした。
本当に意地悪で残虐な王子でした。
あのままいけば狂王にも劣らない暴君になっていたかも…
最後は、孫娘マージョリーの不幸な結婚生活を心配したオレナ・タイレルとピーター・ベイリッシュの策略により、毒死。
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ミアセラ・バラシオン
サーセイの長女。
サーセイの娘とは思えないほど純粋で良い娘。
政略結婚でマーテル家に嫁ぐ。
ミアセラはストーリー上はあまり目立っていませんでした。
普通に良い子で、これまた良い人のマーテル家の王子に嫁ぎました。
サーセイは敵国でミアセラが辛い目に合うのでは?と思い、ジェイミーに迎えに行かせたところ、心配を他所にミアセラは王子と相思相愛で幸せそうに暮らしていました。
ですが、最後はサーセイに恨みを持つオベリンの愛人、エラリアにサーセイへの当てつけとして殺されてしまいます。
オベリンの復讐に立ち上がらない王と王子もエラリアにやられてしまいました。
何の罪もないのに親の権力争いで死んでしまったミアセラがかわいそうでした。
ゲームオブスローンズは優しい人達には住みづらい血生臭い世界だということが改めて分かりましたね…
※実はミアセラ役の女優は途中で交代しています。
トメン・バラシオン
サーセイの次男。
ジョフリーよりもまともで、純粋な少年でした。
純粋ゆえにマージョリーの誘惑に簡単に引っかかってしまいましたが、トメンはマージョリー好きそうだったので結果オーライでした。
トメンはシーズン6で死んでしまいました。
聖堂がwild fireで大爆発し、マージョリーが死んだことを悟り、窓から身を投げました。
これが母親の仕業だと気づいていたのでしょうね。
本当にかわいそうでした。
ランセル・ラニスター
ランセルはサーセイ達のいとこでサーセイの愛人。
美男子でロバート王の従士。
ロバート王の殺害のためサーセイに利用される。
ランセルは最初はサーセイの若い愛人として登場しました。
それが改心し、宗教に入れ込みハイスパローに仕えるように。
シーズン6の最後でワイルドファイアーを発見し、消そうとしましたが時すでに遅し。
爆発してしまいました。
というわけでシーズン6の終了時点で生き残っているのは、
サーセイ、ジェイミー、ティリオンの3姉弟だけになってしまいました。
新たなラニスターの子が誕生
シーズン7ではサーセイが身ごもったことを告白しました。
サーセイとジェイミーは双子なのに愛し合っているので、2人の子ということになります。
ジョフリー、ミアセラ、トメンが全員亡くなっているので、
今後のラニスター家の運命はこの人物にかかっているのかもしれません。
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